パソコンのカタログ落ち

随分昔、私たちはワープロに慣れ親しんでいました。自分で入力した文字が美しくプリントアウトされて出てくる、レイアウトも思いのまま、という便利なワープロに随分と助けられてきました。現在ワープロ専用機を大事に使っている人はあまりいないでしょう。パソコンのワープロソフトが取って代わってしまったからです。ですが嘗てのワープロ専用機の変遷の歴史から、現在のパソコンについてある程度理解することができます。
ワープロ専用機が大衆化し始めたのは1980年代の半ばごろでした。当時ワープロの各ケーカーは新機種の開発に躍起になっており、半年毎に新機種が出ていたものでした。そしてそれに伴って価格がどんどんと下がっていきました。何故でしょう。それは各メーカー間の競争の激化がもたらしたものでした。嘗てはワープロは数十万円もし、とても手が届くものではありませんでした。それがあっという間に数万円と、手の届く価格にまで下がりました。それと同じような現象がパソコンの世界にも起こっています。
こうしてパソコンは随分安くなりました。ですがここまでの話はマクロの話。つまりパソコンが普及してからの値段の一つの趨勢です。ここからはミクロの話をしましょう。例えばあるパソコンが新しく発売されたとします。勿論新機種なので発売当初はそれなりの値段がします。買いたくてもちょっと躊躇する値段であったりします。それがあるときを過ぎると急に価格が下がっている…ここにはどんな背景があるのでしょうか。
パソコンにも自動車や電化製品等といった他の商品と同様、商品としての寿命があります。そのサイクルを頭に入れておけば、そのパソコンはいつがお買い得になるのかがわかってきます。一番お買い得になるとき、それはずばり「カタログ落ち」と呼ばれるときです。「カタログ落ち」とは、新機種や後継機種が出た為に旧機種になってしまうことを言います。カタログのその機種が載らなくなったり、或いはカタログの後ろのほうの目立たない位置に追いやられてしまうことを言います。
新製品は値段は高いことが多いですが、性能において旧機種と比べぐっと優れており、メーカーの販売戦略の重点も消費者の関心もそちらに移ります。その結果旧機種の値段がぐっと下がります。特に売れ筋の機種の新製品が出ると、販売店としてはその新製品に力を入れて売りたいがために、その旧機種の商品を早く処分しようとします。ここでその旧機種の値段がぐっと下がるため、買い求めるほうとしては狙い目となります。
新製品の場合、量販店でもせいぜい1割か1割5分引きとなるのがいいところです。ですが旧製品ならば4割、5割の値引きも珍しくなくなります。勿論ここで値段の安さだけに惹かれてはいけません。もし新製品が画期的な高性能、新機能を持っていたり、驚くほどの低価格だったりする場合、旧製品の値下げ率がどれほど大きくても旧製品を買うことは賢明な選択とは言えないこともあります。また旧製品になかった機能、欲しかった機能、或いは欠点が、新製品では充実している或い改善されたということもあります。ここは価格のみならず、性能やその他の考慮し、旧製品と新製品との冷静な比較検討が必要となります。

結局のところ、パソコンの知識に精通すること、そして情報をまめにキャッチしておくことが大事になるのです。

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2017/6/22 更新

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